はじめに
こんにちは、kouです。
有償版で自宅では勉強できないSatelliteをOSS版で学ぶための方法として、
今回はSpacewalkのインストール方法を紹介します。
同じ境遇の人たちにも少しでも役に立てられれば幸いです。
それでは、よろしくお願いします!
はじめに、私が参考にさせていただいたサイトを紹介します。
ありがとうございました。
サテライトとは(超ざっくり)
今回の目的はガンガン構築したり触ってみたいこと、ですので、
なんぞや的なことはざっくりとしか理解できていません。
Red Hat Satelliteとは、さまざまなインフラ環境のシステムを一元管理できる製品です。
具体的には、デプロイの自動化、OS設定、パッチ適用などなど大変便利みたいです。
Windowsのパッチ適用だとWSUSが有名ですよね。
早く構築したいので、説明はそのくらいでさっそく構築していきます。
(深く理解していないだけ・・・・)
環境について
今回は以下の環境で勉強を進めていこうと思います。
インストール手順
それでは進めていきます。
事前準備
SELinuxとFirewalldは停止しておきます。Firewalldは停止・無効でなくてもよいです。
下記コマンドで設定確認します。
# getenforce
# systemctl status firewalld
まずはパッケージ全体を最新に。
# yum -y update
続いて、リポジトリの準備です。
CentOS標準では提供されていないパッケージなどをインストール可能にするためのリポジトリです。
※Server Worldを見ると、この作業は不要かも・・・
# yum -y install epel-release
Jpackageのリポジトリの設定。ファイルを新規作成します。
1行目のcatコマンドでは、ファイルを新規作成して、
「EOF」入力Enterすると入力終了ですよーということを意味します。
ですので、最後のEOFはファイルには入力されないです。
# cat > /etc/yum.repos.d/jpackage-generic.repo << EOF
[jpackage-generic]
name=JPackage generic
mirrorlist=http://www.jpackage.org/mirrorlist.php?dist=generic&type=free&release=5.0
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc
EOF
Spacewalkのリポジトリを導入。
参考にしたURLは少し古かったので、自分でたどって、最新版を探しました(2021.2.15時点)
# yum -y install https://copr-be.cloud.fedoraproject.org/results/%40spacewalkproject/spacewalk-2.10/epel-7-x86_64/01259466-spacewalk-repo/spacewalk-repo-2.10-8.el7.noarch.rpm
Spacewalkのインストール
epelリポジトリを使用して各種Spacewalkに必要なパッケージを導入します。
SpacewalkのデータベースにはOracleかPostgreSQLか、みたいですが、
PostgreSQLを使用しています。
ものすごい数のインストールします。しばしお待ちください。
# yum –enablerepo=epel -y install spacewalk-setup-postgresql spacewalk-postgresql perl dojo
Spacewalkのセットアップ
Spacewalkの初期設定を対話形式のコマンドで行ないます。
# spacewalk-setup
上記コマンドを実行すると、いろいろ聞かれるので答えていきます。
Setting up SELinux..
[ ] [= ] [== ]
** Database: Setting up database connection for PostgreSQL backend.
** Database: Installing the database:
** Database: This is a long process that is logged in:
** Database: /var/log/rhn/install_db.log
*** Progress: #
** Database: Installation complete.
** Database: Populating database.
*** Progress: ############################
Configuring tomcat.
Setting up users and groups.
** GPG: Initializing GPG and importing key.
** GPG: Creating /root/.gnupg directory
You must enter an email address.
Admin Email Address? ****@***.com
Performing initial configuration.
** Package installation: Locking required rpm versions.
Configuring apache SSL virtual host.
Should setup configure apache’s default ssl server for you (saves original ssl.conf) [Y]? y ←SSL設定するか
** /etc/httpd/conf.d/ssl.conf has been backed up to ssl.conf-swsave
Configuring jabberd.
Creating SSL certificates.
CA certificate password? ←ここでは適当にadminとしました。
Re-enter CA certificate password?
Cname alias of the machine (comma seperated)? ←別名を任意で(ここではEnter)
Organization? JP ←任意の組織名で
Organization Unit [spacewalk]? ←Enter
Email Address [****@***.com]? ←Enter
City? Fukuoka
State? Fukuoka
Country code (Examples: “US”, “JP”, “IN”, or type “?” to see a list)? JP
** SSL: Generating CA certificate.
** SSL: Deploying CA certificate.
** SSL: Generating server certificate.
[ ]** SSL: Storing SSL certificates.
Deploying configuration files.
Update configuration in database.
Setting up Cobbler..
Cobbler requires tftp and xinetd services be turned on for PXE provisioning functionality. Enable these services [Y]? y
Restarting services.
[ ] [= ]
Installation complete.
Visit https://spacewalk to create the Spacewalk administrator account.
メールが /var/spool/mail/root にあります
以上で、セットアップが完了です。
Firewalldを有効にしている場合は、httpとhttpsを許可してあげます。
# firewall-cmd –add-service={http,https} –permanent
success
# firewall-cmd –reload
success
Spacewalkの管理画面を起動してみます。
Webブラウザで、Spacewalkを入れた仮想マシンのIPアドレスを、
アドレスバーに打ち込みEnterします。
そうすると、初回の組織の作成画面が表示されます。
必須項目を入力し、管理者の情報などを決めます。
無事入力し、組織が作成できるとログイン後の管理画面となります。
構築は以上です。
これからどんどんSpacewalkを触っていって、パッチ適用の自動化とか、
マシンの展開を自動化できるように試していきます。
今回は以上です。少しでも参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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