こんにちは、kouです。
AWS認定テキスト クラウドプラクティショナーの第2章のまとめを紹介します。
2章以降も、読んで勉強したら随時アウトプットしていきます。
使用した書籍の紹介
第1回のリンクから飛んできていない人もいると思うので、
今回使用した書籍の紹介です。
では、2章のAWSクラウドの概念について説明していきます。
本の内容自体は薄い・・・
この章 AWSクラウドの特徴についてざっくりまとめられています。
冒頭では、この章は試験の28%を占めると書いてあります。
しかし、本書のページ数は16ページしかありません。。
だから、さらっと読めちゃいます。
この本の内容だけでは不安ですね。。
本に書いていないことで、僕が調べてみたことも書いていきますのでご安心ください!
というか、僕がこれでは試験に受からない予感がしたので笑(まだ受けてもいませんが)
本の内容をアウトプットしていきます。
それでは、2章で勉強したことを説明していきます。
この章は細かいことは書いてなくて、おおまかにこういうものですよって、
全体像がイメージできるような内容になっています。
ただし、それがAWS自体の目的でもあると思うので、
これ以降の章でも、この技術はAWSのどんな特徴にあてはまるかな?
って見返すような位置づけな気がしました。
AWSの特徴とは
AWSクラウドには、重要な6つのメリットがあります。↓
- これまで固定費だったインフラが柔軟な変動費になる
- スケール(経済の発展)しだいでコストが変わる
- キャパシティー予測が不要になる
- インフラの速度と俊敏性が向上する
- オンプレミスのようにデータセンターの運用と保守への投資が不要になる
- 数分で世界中にデプロイできる
AWSの機能とか仕組みを知ると、そりゃそうだよね!っていうような内容です。
それでは、1つずつ説明していきます。
固定費から変動費に
これまでのオンプレミスのシステムでは、
データセンターや決まったスペックのサーバを準備、運用するために、
固定費がかかります。
しかし、AWSを使用すると、初期コストを小さくしてスタートすることができます。
莫大な費用を準備する必要がなくなります。
リソースを利用時、使用した分だけにコストがかかる従量課金制です。
新規システムだけでなく、既存システムにかかっている費用、
つまり、人件費、電気代、ソフトウェアライセンス費、保守費などの、
総所有コストTCO(Total Cost of Ownership)も抑えることができます。
AWSが売れれば売れるほど安くなるかも
経済の考え方からすれば当然ですよね。
AWSのユーザがもっともっと増えると、経済の規模(スケール)が大きくなり、
従量課金制の料金も低くしてくれます。
2018年時点までで、60回以上の値下げが行なわれているそうです。
キャパシティー予測が不要に
キャパシティー予測が不要になるという点について。
想像できている人もいるかと思いますが、
通常キャパシティーの予測をする必要があります。
例えば1日の中でリソースをたくさん使う時間帯があるとします。
そうするとリソースの準備としてはその最大で使用したリソースを、
常に用意しておくのが一般的な考え方だと思います。
あるあるですが、最大値のリソースに合わせてサーバなどを構築すると、
オーバースペックになってしまいます。。
コストが無駄ですよね。そこをAWSだと柔軟にスケーリングすることが可能です。
インフラの速度と俊敏性が向上
最低限のコストですぐに(速度)でもITリソースが利用できて、
いつでもリソースの規模を柔軟に変更できるから、
組織としての俊敏性が格段に向上するよね。っということになります。
これまでのオンプレミスの環境だと、どんなリソースを使って、
どこから調達しようか、といった流れがあると数週間~数ヶ月掛かることが容易に想像できると思います。
そんな時間もコストもかけずに気軽に使えてしまうのがAWSクラウドです。
データセンターの運用と保守への投資が不要に
だいたいおわかりかと思いますが、AWSクラウドを利用すると、
オンプレミスとは異なり、自前でサーバなどの機材や各種人件費も不要になります。
ただし、従量課金制で利用料はかかるので、
その利用料の中にAWSの本体の費用が含まれています。
とはいえ、僕たちユーザ側はそういったことを意識する必要がなく、
利用料にだけ目を向ければよいということになります。
数分で世界中にデプロイできる
世界中のどこにでもすぐにシステムが構築できますよ。ということです。
AWSクラウドは世界中のさまざまな場所に本体はあるけど、
どこにあるなんて意識しないでよいですよってことです。
ここではリージョンという言葉が出てきます。
これからも何度も何度も出てくると思うので、
ここで理解していなくてもまったく問題ありません。
クラウドアーキテクチャの設計原理とWell-Architected フレームワーク
なにやら、ややこしそうな用語ですね~~
でも、難しく考える必要はありません。
クラウドアーキテクチャの設計原理
まず、クラウドアーキテクチャとしての設計原理について、
AWSの参考資料を載せておきます。
まず、大事な要素がこちらです。
- スケーラビリティ
- 使い捨てられるリソース
- 自動化
- 疎結合
- 単一障害点(SPOF)の排除
- コスト最適化
- セキュリティ
といったところです。本試験ではこれから説明する内容をおさえておきましょう。
上記の項目を見れば何となく想像できたりするのではないでしょうか。
つまりこういうことです。順番に説明していきます。
- スケーラビリティ・・・柔軟に(Elastic)リソースを増減できるよ、ということ。
用語としては「水平スケーリング」(スケールアウト・スケールイン)と、「垂直スケーリング」(スケールアップ・スケールダウン)を覚えておきましょう。
1人では持てない重たい石を持つときに、1人で筋肉モリモリ付ける(垂直スケーリング)か、
2人以上で(水平スケーリング)持つか、の違いです(わかりにくい??・・・w)
- 使い捨てリソース・自動化・・・使い終わったリソースは簡単に捨てられる。そして、さまざまなリソース、サービスが自動化でき安定した運用が可能。
さきほどの筋力を付けた体で重たい石を持ち上げたら、その筋肉は必要ないですよね?(意味不明?w)
じゃあ、その筋肉(スケーリング)を勝手に(自動で)落として捨てられますよ~。
2人で持ち上げたんだったら、助けてくれた片方の1人(アルバイト)は勝手に(自動で)バイバイするよ。
ということです。
そうすることで、筋肉を維持するための費用(ジム通いとか食事とか)だったり、
ほかのアルバイトを雇う費用が必要なくなるのです。
次いつ石を持ち上げるかわからないときに、そういう状態を維持するのは無駄ですよね。
- 疎結合と単一障害点(SPOF)・・・それぞれのリソース、サービスの依存度・結合度を低くする(疎結合)ことと、
リソースなどが障害で使えなくなっても、備えているから業務システムなどはそのまま使えるよ(単一障害点の排除)、ということ。
重たい石をいつも同じ特定の人に運んでもらっていたとして、その人が病気になると、別の人を探さないといけなくなります。(密な関係)
そこで、石を持ってくれる人を運送会社などに任せることで、誰が運ぶかなんて気にする必要がなくなります。
同時に、一人の人が病気などになったら業務運用できない状態(単一障害点)を排除するということにつながります。
- コスト最適化・・・AWSのリソースや技術を使うことで、自然とコストが最適化されるし、最適かどうか教えてくれるよ、ということ。
なんとなくわかりますよね。
AWSには、無駄なコストを削減するための機能、技術が備わっているよ、ということです。
さらに、リソースなども監視することができるからコストの無駄を発見したら教えてくれたりします。
- セキュリティ・・・AWSが最も力を入れている大事な部分。どのレイヤーでも安全に使用できる機能、技術をAWSは用意しているよ、ということ。
AWSはさまざまなセキュリティ機能を提供しています。
オンプレミスのファイアウォールや負荷分散装置、監視機能、ユーザアカウント制御などなど・・・。
正しく、設計・活用することで強固なセキュリティが実現可能です。
AWS Well-Architectedフレームワーク
これは、AWSでシステムを構築する際に、上記に書いたような設計原理などによる、
ベストプラクティスを支援する目的のもののようです。
AWSはさまざまなユーザのさまざまなシステム環境の構築に対して、
ベストプラクティスの資料などを提供してるよ、みたいなことを言いたいみたいです(笑)
AWSには、ホワイトペーパーといって、詳細を説明した資料が充実しています。
このWell-Architectedフレームワークのホワイトペーパーを参考にどうぞ。
2章まとめ
2章は以上です。
再度、2章のポイントは↓です。
AWSが誕生した目的みたいな感じですね。
今後、説明予定のAWSのサービスや機能については、以下のことを実現するためのものですし、
試験でも、こういった考え方に関する問題がほとんどだと言っても過言ではありませんでした。
どのリソース、サービスに関する問題かの違いだけであって、解答の根本はすべて↓のポイントを知っているかどうかです。
だから、勉強していく中で、わからなくなったりしたら↓のことを思い返してみてください。
- これまで固定費だったインフラが柔軟な変動費になる
- スケール(経済の発展)しだいでコストが変わる
- キャパシティー予測が不要になる
- インフラの速度と俊敏性が向上する
- オンプレミスのようにデータセンターの運用と保守への投資が不要になる
- 数分で世界中にデプロイできる
それでは、今回は以上となります。
ここまで見てくださった方、参考になれば幸いです。
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ありがとうございました!
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